COEなんてべらぼうに高いです。
国際オークションは青天井ですから。
COE入賞した農園はオークションへの出品の権利と共に
「COE入賞」という栄誉を手にできます。

出品するわずか20～30ケース（500～600ｋｇ）
を収穫するために栽培エリアを選別し、栽培する品種を選び
剪定や施肥のタイミングを見計らい、実行します。
一本のコーヒーノキからは一般に1ポンド(約450ｇ)程度の
コーヒー豆が収穫できます。
従って、COE出品に必要なコーヒーノキは1,000~1,200本ほど
必要な計算になります。

実った豆は完ぺきなタイミングで完熟した実だけを
手摘みで収穫します。
丁寧に丹念に収穫した実はこれまた、収穫したコーヒーに合った
精製方法を選択します。
（FW・パルプドナチュラル・ナチュラル）
そして選択した精製方法を慎重に実行します。

コーヒーやココア豆などの農産物で国際商品は
相場で価格が変動するのは当たり前なんです。
それがフェアトレードのような認証機関の
価格設定が相場の価格変動に追いつけないのは仕方のないことです。
スペシャルティーコーヒーの世界では、透明性が高く
品質の高い美味しいコーヒーが市場で高い評価がなされ
それに見合った
高い価格で取引されるのは当然で、そこでは努力に見合った
対価が支払われていきます。
そして生産者は高いモチベーションでさらに良いコーヒーを
作ろうとする正のサイクルが生まれてくるのです。